僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルフェスinひらパーの巨大バトルジオラマは男のロマンの結晶だ!

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 昨年末、大阪はひらかたパークで開催中の『ウルトラマンフェスティバル 2018‐2019』へ行ってきました。

 

 前回はウルフェスにとって久々の関西上陸だったこともあってか、夏に行われている池袋の本家ウルフェスに比べると展示物のボリュームなど若干のパワーダウン感が否めなかったのですが、今回は文句なしに素晴らしかったです。

 最大の目玉は何と言っても、円谷特撮の神髄を間近で体感することができる巨大バトルジオラマの登場です。

 映像から感じる迫力とはまた違う、その空間に作られた街並みに自分が入り込める楽しさ。まるで実際の撮影現場を覗き見しているようなワクワク感がありました。

 そしてそこに再現されたウルトラマンと怪獣たちのバトルは今にも動き出しそうな躍動感。精巧なミニチュアセット越しに見ることでまるで生命を持った本物の生物のように感じられる一瞬の錯覚がたまらない。

 会場内ではこのジオラマコーナーが最も、老若男女問わず「おー!」という驚きを持って迎えられていました。今回は、そんなウルフェスinひらパーのバトルジオラマで撮影した写真をいくつかご紹介します。

 

 

 

 

ニチュアを本物に見せるこだわりの数々

 近年のニュージェネレーションシリーズでは、ミニチュアセットをいかに本物の街に見せるかという工夫をいくつも確認することができます。

 中でも代表的なのは、ビルの看板や街中のポスターなど映像では確認しにくい細部へのこだわり。今回のジオラマでも、その辺りがとてもよく再現されていました。

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 バスの電光パネルやポスター、ベンチの汚れ具合や部屋の中のカーテン。「こんなところまで細かくせんでも…」と思ってしまうような部分まで本当に精巧に作られています。撮った後の写真を眺めていると、一瞬ですがミニチュアではなく本物の街の風景かと勘違いしてしまうほどです。

 こうしたミニチュアの一つひとつの細かさが、映像を全体で見たときにウルトラマンや怪獣たちをよりリアルな存在へと押し上げるのでしょうね。まさに職人芸。男の子はいくつになっても、こういうの大好物でしょ?

〇〇をさがせ!

 池袋ウルフェスでもSNSを中心に話題だったのが、ジオラマの中に潜む意外な登場人物です。

 全員見つける気満々だったのですが、実際にジオラマを前にするとあまりの興奮にミッションそっちのけでウルトラマンや怪獣のミニチュア越しの写真を撮りまくってしまったため、あまり発見できず。

 最低でもあと1回は足を運ぶと思うので、その時にはもう少し真面目に探します。とりあえず、関西にゆかりのある人たちを何人か見つけることができたのでここに貼りつけておきますね。

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 怪獣の出現した街中で堂々と野球の試合に興ずる阪神タイガースの選手たち。「向こう側、瓦礫が散らばってるんですけど…」と言いたくなる。

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 怪獣に破壊され瓦礫の山と化した街にたたずむ一人の男…その名もくいだおれ太郎!

 この派手な人形が放置されてポツンと立っている感じ、周りのジオラマがめちゃくちゃリアルなだけ余計に可笑しい。

大感を強調するアングル

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 この巨大バトルジオラマ、下から覗き見るようなアングルで写真を撮ると、ウルトラマンや怪獣の巨大感がより強調されてかっこいい画になるのも楽しい。

 僕の写真は全てiPhoneのカメラで撮影したものですが、中には一眼レフの本格的なカメラで撮影されている方もいました。確かにそれだけの価値は十分にあると思います。

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 ちゃんと夜のシーンも見られるよう、ジオラマ全体の照明が切り替わる時間帯も設けられていました。

 ジードは夜のイメージが強いのでこちらの写真を。キメラべロスの着ぐるみはウルトラマンのスーツに比べてもかなり大きく、ジオラマの中でもその存在感が際立っていました。手前の電車が場面の緊張感を演出していますね。夜の街で戦うウルトラマンジード、文句なしにかっこいい。

 

 いかがだったでしょうか。この巨大バトルジオラマ、セッティングや各地への移動など、スタッフの方々の大変な努力によって成り立っているであろうことが想像できます。

 今回、大阪での展示を実現してくれた円谷プロとひらかたパークには感謝してもしきれない気持ちです。本当に素晴らしい展示をありがとうございました、と言いたいですね。

 そしてまた、次の冬もウルフェスを関西で。このバトルジオラマをきっかけに日本の古き良き特撮文化を次世代へ継承していくイベントとしても定着してくれたら、一特撮ファンとしてこんなに嬉しいことはありません。ウルフェスを、子どもたちだけのものにしておくのは勿体ない!